巨人5-7ヤクルト

 5月最初の試合 東京ドームでのヤクルトとの3連戦初戦は、戸郷投手とサイスニード投手の投げ合いで始まり、序盤は巨人が4点を先行し試合を優位に進めましたが、終盤にヤクルトが逆転し5-7でヤクルトが勝利しました。これで巨人は26試合11勝15敗 順位は5位のままです。

試合分析

それではこの試合のポイントを3つに分けて分析してみます

1 6回表戸郷投手交代のタイミング 6回は先頭の山田選手にホームランを浴び4-2と詰め寄られた中、四球でランナーを2人出しながらも2死まで漕ぎつけた戸郷投手でしたが、2死1、3塁の場面で投手交代。鍵谷投手がマウンドに上がりました。結果鍵谷投手が中村選手にタイムリーを浴びエラーも絡んで、4-4の同点に追いつかれてしまいました。戸郷投手は中5日だったとはいえまだ97球、確かに抜け球も目立ったりあまり調子が良くないように映りましたが、エースならば乗り越えて欲しかったところでしたね。あそこで交代させられない投手になってほしいです。中村選手のセンターへの打球に対して、ブリンソン選手の守備はエラーこそつかなかったものの最低でも止めないと、あそこを抜かれては投手が可哀想だと思いましたね。軽率な守備が目立ちますが、コーチ陣はしっかりコミュニケーションを取れているのか気になりました。

2 6回裏の攻撃 同点に追いつかれて迎えた裏の攻撃、中田選手と丸選手の連打から大城選手のバントで1死2、3塁の絶好期を作ったジャイアンツでしたがブリンソン選手と吉川選手が三振で、好機を逸してしまいます。特にブリンソン選手はあの場面最悪のバッティングでした。表の守備のまずいプレーの借りを返すチャンスでしたが、なかなかうまくいきません。ここで追加点が取れていればせっかく追いついたヤクルトの勢いを消すことができたにも関わらず、あっさり凡退。これでは強いチームになるのは難しいですね。

3 8回の田中千晴投手のピッチング 8回に最近8回の男として定着しつつあった田中投手でしたが、オスナ選手にど真ん中のフォークボールでツーランホームランを打たれてしまいます。ここまで無失点投球が続いていた田中投手でしたが、ホームランだけは打たれてはいけない場面でホームランで勝ち越しを許す展開に。これからの糧にしてほしいと思います。対照的に映ったのが9回の田口投手。岡本選手と中田選手に対して、ホームランだけは打たれてはいけない場面。スライダーもストレートも甘く入ることはなく、粘り強く低めやインコースに投げ込んでいました。こういった姿勢こそ参考にしてほしいと思いましたね。

試合総評

 今日の試合は勿体無い試合だったと思いました。強いチームなら負けなかったであろう試合展開かなと。こういった試合を落としているといつまで経っても上位浮上は難しいでしょう。エースが投げている中で4点先行したにも関わらず、あっさり追いつかれチャンスも活かせず相手を勢い付けて、その勢いに中継ぎも飲まれ逆転される。もう少し丁寧な野球、1点取るべき時に取る野球、無駄な失点は防ぐ野球をしないといけないと思います。それができていれば勝てていたはずです。特に今日はブリンソン選手がその点で悪目立ちしてしまったのかなと。明日はオコエ選手の先発を期待したいです。秋広選手は変わらず好調ですね、この調子で自信を積み重ねていってほしいです。廣岡選手も初回の攻撃では、チームに勢いを与える素晴らしい活躍。これを継続できるかがこれからの課題になりそうですね。

明日の試合展望

 明日は中4日で髙橋投手が先発。ヤクルトは高梨投手が先発予定です。前回広島戦の髙橋投手の投球は不安定そのものでした。ランナーを出しながらも三振で切ってとる、自分の持ち味の投球をできるかが、1軍生き残りをかけたマウンドでポイントになるのは間違いないでしょう。今日のように早めの援護をプレゼントして、余裕を持って投球させてあげたいところですね。ヤクルト打線ではオスナ選手と山田選手の2人に気をつけてほしいですね。2人とも今日はホームランを放ってのぼり調子の上に、山田選手は髙橋投手に対して通算.348の高打率を残しているので、ここを抑えられるか注目です。

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