新潟で横浜主催試合としておこなわれた、今日の試合。戸郷投手とバウアー投手の先発で始まりました。個人的にサイ・ヤング賞投手のバウアー投手が、巨人戦初登板でどんなピッチングをするのか気になっていましたが、試合は今シーズン最多16安打の猛攻で9-2で巨人が勝利しました。これで32試合14勝18敗で変わらず5位キープです。
試合分析
試合を3つポイントを上げてみていきたいと思います。
1 バウアー投手と巨人打線 注目のバウアー投手でしたが、今日は6回11被安打7失点となりました。前回の広島戦では7安打は浴びていましたが、要所を占める投球をしていましたが、今日は巨人打線が爆発しましたね。前カードの中日との3連戦が嘘のように打線も繋がりました。要所で効果的にホームランも生まれ、攻撃面はいうことなしですね。細かくみていくとバウアー投手はチェンジアップが浮き気味で、そこをうまくとらえましたね。ストレートとスライダーのキレはさすがでしたが左バッター、特に大城選手と門脇選手がタイミングが合っていました。次回以降の対戦も期待できると思います。
2 戸郷投手9回2失点今シーズン初完投 今日は先発の戸郷投手が、143球9回6安打2失点でシーズン初完投4勝目を挙げました。投球全体ではストレートの球速が145キロを超えるシーンも少なく、調子もあまり良くないように見えましが、のらりくらりと9回まで投げ切った印象です。2回裏、先頭を四球で出塁させた後の、ソト選手のセンターに抜けそうな打球を吉川選手が好捕し、ダブルプレーにとったシーンから流れに乗った感じがありました。このプレーは、今日の試合全体を見てもかなり大きなプレーになりました。ただストレートの球速が出ていないのは気になります。140キロを超えるシーンも少なかったので、力をセーブしていたのか球場のスピードガンがおかしいのか、143球を投げているので怪我ではないとおもいますが、心配ではありますね。
3 守備位置変更及び打順変更大成功 今日は大城選手が5番に入ったのと、8番サードに門脇選手、そして岡本選手が今シーズン初めて1塁を守りました。結果的には5番に入った大城選手が5打数4安打1本塁打2打点、8番の門脇選手は4打数3安打1本塁打4打点1盗塁と大活躍。今日の勝利に大きく貢献しました。今シーズン好調の岡本選手と大城選手をくっつけたこの打線、今日はよく機能したので明日以降もこの形で固定して、中田選手が戻ってくるまでなんとか踏ん張っていきたいところですね。門脇選手も岡本選手も無難にそれぞれの守備機会をこなしていましたので、オプションとしてこの形はありだと思います。
試合総評
予告先発の時点では投手戦になるかと思われた今日の試合。両チームの今シーズンの戦いぶりから見て、厳しい試合になるかとすら思われた試合でしたが、蓋を開けてみると巨人打線が爆発して圧勝しましました。バウアー投手のピッチングは流石と思わされる部分もありましたが、全体的にボールが高い印象でした。今シーズン何度か対戦はあると思いますので、初対戦で悪い印象を与えられたのはよかったですね。初顔合わせに弱い印象のある巨人打線でしたが今日は素晴らしい攻撃でした。この調子で中日戦で冷えた、打線の調子を上げていきたいです。戸郷投手は今日で4勝目を挙げました。勝てるピッチングを覚えてきましたね。これからも戸郷投手が投げる試合は必ず勝つぐらいの気持ちで、上位追撃していきたいです。
次の試合展望
明日は移動日となり試合はありません。木曜日は横浜でDeNA戦になります。先発投手はおそらく山﨑伊織投手でしょうか。前回登板は勝利こそならなかったもの、6回2失点で先発投手の役割を果たしました。木曜日も先発投手としての役割を果たしてほしいです。打線は上り調子ですので、失点を最小限に抑えれば勝ちは見てくるはずです。なんとか連勝して、交流戦に入るまでに勝率を5割に戻したいところですね。